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「カレワラ・ミューズ」シリーズでは、魅力あふれる人々にインタビューを行い、彼らのお気に入りジュエリーの背後にあるストーリーをご紹介します。
記念すべき1回目は、ロンドン在住のフィンランド人ファッションインフルエンサーでフォトグラファーでもある、Mikko Puttonen(ミッコ・プットネン)にインタビューを行いました。ミッコは、配偶者であり仕事仲間でもあるLucas Ruska Martin(ルーカス・ルスカ・マルティン)と一緒に、「Puttonen Ruska(プットネン・ルスカ)」というクリエイティブスタジオを運営し、撮影、アートディレクション、プロダクションに焦点を当て活動しています。
ファッションと写真の世界で働くようになった経緯を教えてください。
私が両親と四人の兄弟と一緒に育ったMuurameという土地で、すべてが始まりました。私は子どものころから写真に興味を持ち始め、自然や兄弟、友人を撮影することから始めました。15歳くらいのの時にブログを立ち上げ、それが今の私が歩んでいる道への最初の一歩でした。
フィンランドで写真を学び、卒業した後、環境を変える時が来たと思いました。ほとんど旅行したことがなく、英語をまともに話せなかったのですが、ファッション業界で働くことを夢見ていたので、ロンドンへの移住を決意しました。その決断はが多くのエキサイティングなチャンスを開いてくれました。常に非常に情熱的で好奇心旺盛で、コミットメントを持って取り組んできたことが、私のキャリアに大きな影響を与えたと確信しています。」
ファッションと美学が常に人生のなかで大きな部分を占めていたあなたにとって、ジュエリーはどのような意味がありますか?
ジュエリー作りに要求される高度の職人技にいつも感銘を受けます。ジュエリーは毎日身に着けていて、ジュエリーで私らしいルックを完成させることが大好きです。独自のひねりを加えたクラシックなジュエリーが大好きで、主にシルバーを使用していますが、異なる素材やスタイルを組み合わせることも楽しんでいます。
最近カレワラの工房を訪問し、素晴らしいブロンズのアーカイブ・ジュエリーに魅了されました。私の母と祖母は大事なお祝い事があるときにはいつもカレワラのジュエリーを身につけていました。私たちの結婚式では祖母はカレワラのブロンズのKuutar(クータル)ペンダントを身につけていました。クータルを見るたびに、彼女のことを思い出します。
「異なる素材やスタイルを組み合わせることも楽しんでいます。」
好きなカレワラジュエリーはどれですか?
今の一番のお気に入りはsukkula(スックラ)リングです。ビョルン・ウェクストロムの作品を尊敬しており、特にスックラリングの有機的で彫刻的な形状が好きです。着用するだけで毎日エレガントな気分にしてくれる素晴らしいジュエリーです。ウェクストロムがデザインしたもう一つのお気に入りジュエリーは、Hippu(ヒップ)ゴールドブレスレットです。フィンランドの自然、岩、水を思い起こさせるそのジュエリーの、滑らかな表面と構造が大好きです。